電気自動車(EV)購入の メリット・デメリットとは? 利用者の声も紹介
電気自動車とガソリン車の違い
EVは、Electric Vehicleの略で、電気を使って走る自動車を意味します。一般的に「電気自動車」には、バッテリーだけで動くBEV(Battery Electric Vehicle)を指す場合と、内燃機関と電気モーターの両方を持つHV(Hybrid Electric Vehicle)やPHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)を含めた広い概念を指す場合があります。
電気自動車(EV)とガソリン車の大きな違いは、その動力です。ガソリン車は化石燃料を使ってエンジンで走りますが、EVは電気を使ってモーターで走ります。
EVを始めとするエコカーを整理すると、以下の通りです。
・BEV(Battery Electric Vehicle)は、バッテリーだけで動く電気自動車のことを指します。
・HV(Hybrid Electric Vehicle)は、エンジンと電気モーターを使い分けるハイブリッド自動車で、燃費の良さが特徴です。
・PHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)は、エンジンと電気モーターを使い分けるハイブリッド自動車のうち、外部電源から充電できるものを指します。
・FCV(Fuel Cell Vehicle)は、水素と酸素の化学反応から発電して走行する燃料電池車を指します。
電気自動車のメリット
燃料費を抑えられる
EVの電気代は、ガソリン代に比べて安価です。そのため、ガソリン車からEVへ乗り換えると燃料費を抑えられます。ガソリン代は原油価格の高騰の影響をダイレクトに受けますが、電気代は比較的安定しています。電気には、火力だけでなく水力や太陽光など多様なエネルギー源があるからです。
自宅で充電する場合は、深夜料金が安くなるプランなどを使うことで更に節約することも可能です。そうすると、ガソリンスタンドに行く手間も省けます。
事実として、レクサスのBEV(RZ、UX300e)を購入した方に対して行ったトヨタモビリティ東京オーナー様アンケート「2024年2月 TM東京調べ」では、購入の決め手として「走行コストの安さ」をあげる方が多いことが分かりました。
「ガソリンより安く、原油の高騰に左右されない」といった肯定的な声もあがっています。
振動や騒音が少ない
EVは電気で動くため、エンジンを搭載していません。そのため、微かなモーター音がする程度で、騒音や振動が少ないという特徴があります。それは、運転者の疲れにくさに繫がります。EVの乗り味・快適性については、実際に購入した方からも肯定的な声が多くあがっています。
EVが登場した当初は、「静かすぎてEVが近づいていることに歩行者が気づかない」「安全性に欠けるのではないか」という心配の声もありました。しかし、2016年に道路運送車両の保安基準が改正され、EVには車両接近通報装置を備えることが義務付けられました。
よって、今では、騒音の少なさと安全性への配慮が両立しています。
参考:道路運送車両の保安基準 第43条の7|国土交通省
災害時に非常用電源として活用できる
EVには大きなバッテリーが搭載されています。日頃から充電をしていれば、非常用電源として活用できます。V2H(Vehicle to Home)を備えておくことで、いざという時に数日分の電力を賄えます。地震や洪水など自然災害の多い日本列島で暮らす私たちにとって、心強い味方となります。
例えば、レクサスRZをフル充電して400whずつ用いると仮定した場合、約3. 5日分の電力を供給できます。
環境にやさしい
ガソリン車の排出ガスには、一酸化炭素、窒素酸化物など、地球環境や人体に有害な物質が多数含まれています。対してEV、特にBEVはガソリンを使用しないため、大気汚染を抑える環境にやさしい車です。環境へ配慮されている点を高く評価し、購入されている方も多くいるようです。
電気自動車のデメリット
ここまで、EVのメリットを述べました。燃料費が安い点や環境への配慮など素晴らしい利点があるEVですが、まだ普及途上な故に、デメリットもあります。代表的なものを2点紹介します。
充電時間が長い
充電時間の長さは、EV購入で懸念される点のひとつでしょう。ガソリン車を使用する場合はガソリンスタンドに行けば数分で補給できますが、EVを充電する場合はそうはいきません。専用のスタンドや道の駅などに設置されている急速充電でも、およそ30分かかります。自宅のコンセントなどを用いる普通充電だと、10時間以上かかることもあります。
しかし、長距離移動中の急速充電を運転者の休憩時間に充てたり、深夜に自宅で充電すれば、充電時間のストレスを軽減できます。
充電設備が少ない
充電に時間がかかるだけでなく、ガソリンスタンドに比べると、EVを充電できる施設の数自体が少ないです。そのため、充電できる場所を都度探さなければなりません。
ただし、近年は徐々に充電施設も増設されています。専用の検索サイトもあるため、上手に活用することで快適にロングドライブが楽しめます。
レクサスEV購入者の声
ここで、実際にレクサスのEVを購入した方の声を紹介していきます。
多くの購入者が、購入検討のきっかけとして、レクサス販売店スタッフから話を聞いたことをあげています。
新車購入を検討する方のなかには、EVをよく知らないで検討される方もいらっしゃるでしょう。実際に、販売店でスタッフに詳細を聞くことで、EVの魅力を知った方が多くいるようです。
そのうち、通勤や買い物でほぼ毎日レクサスのBEVに乗っている方の場合、「静かでガソリンスタンドに行く煩わしさはなくなった。」と回答しています。
他の方の回答でも「圧倒的な静粛性が良い」「加速、走りの良さは、EV車にはなかなか勝てない」など乗り心地に関する回答がメリットとしてあがっています。
反対にデメリットとして、「充電ステーションが増えると良い」や「電気自動車のラインナップが増えると嬉しい」など未来に期待をする回答があげられました。
EVという新しい技術は、未だ普及の途上です。ガソリン車にはない上質な乗り心地や環境配慮の観点などの魅力があります。
まとめ
本記事では、購入者の声を交えながら電気自動車(EV)購入の メリットとデメリットを紹介しました。電気を使ってモーターで走るEVは、走行コストが低く、乗り心地が良く、環境にやさしい自動車です。
EVに興味がある方はレクサスの販売店にお問い合わせのうえ、一度レクサスEVの魅力を体感してみてはいかがでしょうか。
また、「EVに興味があるものの、充電の時間と設備が気になる」という方は、EVの良さとガソリン車の良さを兼ね備えたPHEVも、ぜひ検討してみてください。