電気自動車(EV)の充電スタンドはどこにある? 料金や使い方を解説

電気自動車(EV)普及にともない、充電スタンドは増加しています。本記事では、普通充電と急速充電の違いに加え、充電スタンドの場所と利用方法、充電カードについて解説します。実際の購入者アンケートをもとに、EV利用の実態についてもご紹介します。
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電気自動車(EV)の充電スタンドはどこにある?

EV普及が進んではいるものの、充電スポットがどこにあるかをご存じない方は意外と多いようです。近年は充電スタンドの整備が進んでおり、2024年1月時点で全国30,000カ所に設置されています。ここからは、どのような場所でEVの充電が可能なのかをご紹介します。

自動車販売店

自動車販売店では、EV購入者の利便性向上とEV普及推進のため、充電スタンドを設置しています。例えばレクサスでは、全国183カ所のレクサス販売店に50kW以上の急速充電器を設置しており、安心してEVを利用できる環境を整えています。
自動車販売店でのEV充電は先着順であることが多いので、空き状況を事前に確認すると時間を有効に使えます。定額制の充電サービスを用意している自動車販売店も多いので、経済的にも安心です。EV充電中には、車に関する相談ができるところもメリットです。

コンビニや商業施設

ショッピングモールやコンビニエンスストアなどの商業施設にも、人が集まるため利用者が多く見込めることや、設備取付け費用に補助金が利用できることもあり、充電スタンドが設置されています。商業施設では買い物や食事中に充電可能なのが魅力です。電子マネーでの支払いができるところも多く、ポイントが貯まるのもメリットです。施設によっては時間制限のある充電無料サービスを行っているところもあります。充電スタンドは基本的に施設の営業時間中であれば利用可能なので、24時間営業の施設であれば、いつでも充電が可能です。
充電スタンドの設置場所はウェブサイトなどから確認できるので、家や職場の近所・旅先などの充電スタンドを確認しておくと安心です。コンビニエンスストアや商業施設以外にも、道の駅や宿泊施設、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアにも充電スタンドが整備されており、今後も拡充していくと考えられます。

充電スタンドの目印は「CHARGING POINT」マーク

EV充電スタンドでは「CHARGING POINT」マークが目印になっています。このマークは普通充電器と急速充電器で異なり、普通充電器は「EV 100V」や「EV 200V」、急速充電器は「EV QUICK」と表記されています。
場所によってデザインが異なることもありますが、多くの場所ではCHARGING POINTマークが使用されています。EV充電スタンドをお探しの場合は、参考にしてみてください。

電気自動車(EV)の充電方法

EVの充電方法には、普通充電と急速充電の2種類があります。ここでは、トヨタモビリティ東京のレクサスEVオーナー様(以下、オーナー様アンケート「2024年2月 TM東京調べ」)に実施したアンケート結果に触れながら両者の違いについて解説します。

普通充電

普通充電とはEV用コンセントを用いる充電方法です。車を使用しない時間帯にゆっくり充電するスタイルで、設置コストが低いのが特徴です。コンセントは主に戸建て住宅や商業施設などに設置可能で、マンションなどにも屋外用ポール型充電スタンドがあります。

EV購入者の充電実態について、EV購入者を対象にした自動車販売店のオーナー様アンケート「2024年2月 TM東京調べ」調査結果をご紹介します。
EVの中でも電力のみで駆動するBEVの購入者は、全体の71%が自宅充電設備保有で、そのうち83%が戸建て住宅所有者です。自宅の普通充電のみでEV充電をまかなっているのは、戸建て住宅所有者全体の24%です。、充電頻度は週1回未満20%・週1−2回60%で、80%が週2回以下の充電回数でした。自宅に充電設備がある人のうち外部充電経験がある人は63%となっていることから、スポット的に公共の充電スタンドを利用していることが分かります。

またガソリンと電気併用で駆動するPHEVの購入者は、全体の73%が自宅充電設備保有で、そのうち89%が戸建て住宅所有者です。充電頻度は週2回以下が74%となっています。そして外部充電経験がない人が71%であったことから、自宅で普通充電を行い、スポット的にガソリン補充をしていると推測されます。
このアンケート結果から、EV購入者の7割超が自宅にEV充電コンセントを設置し、普通充電を利用していることが分かりました。購入者からは深夜電力利用によるコストダウンやガソリンスタンドへの立ち寄りが不要になったことによる利便性の向上といったメリットも挙げられ、EV購入者の満足度の高さがうかがえます。

参照元:PHEV(NX450h+、RX450h+) オーナー様アンケート「2024年2月 TM東京調べ」 BEV(RZ、UX300e)オーナー様アンケート「2024年2月 TM東京調べ」

急速充電

急速充電は充電時間が短く、コンビニエンスストアや高速道路のパーキングエリア/サービスエリアなどに設置されています。設置コストが高いため、個人所有よりは移動途中にチャージスポットに立ち寄って充電する利用法が主流です。
自動車販売店アンケートによると、EV購入者の74%が外出先での充電経験があります。急速充電スタンドの多くは1回最大30分が利用上限であるため、日常は普通充電で、外出時に急速充電で補充するという使い方が多いようです。

参照元:BEV(RZ、UX300e)オーナー様アンケート

充電スタンドの使い方

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ここからは、充電スタンドの使い方や、スタンドでの充電時に便利な充電カードについて解説します。

充電スタンドの基本的な使い方

公共の充電スタンドでは、普通充電と急速充電の基本操作は同じです。指定スペースにEVを駐車し、メインスイッチをオフにします。充電スタンドの表示に従いカード認証後コネクター接続、充電開始となります。充電終了後は終了ボタンを押してコネクターを外し、充電口を閉めて完了します。利用の際は、使用時間の上限など施設の規則があるか確認が必要です。公共の充電スタンドは多くの人が利用する場所です。コネクターやケーブルを正しく収納し、ルールを守り場所を独占しないといったマナーを守って使用しましょう。

充電スタンドの利用には充電カードが必要

充電カードとは、EV充電スタンドを利用する際の本人確認と支払い手続きを簡単に行うためのものです。充電カードがなくても充電スタンドは利用可能ですが、1分あたりの単価が高額になるゲスト料金が適用される場合もあるため、EV保有者には欠かせないアイテムです。充電カードには、車種に関係なく入会できるカードと、自動車メーカー発行のオーナー限定カードがあります。料金体系は月額制や都度払い制が選べます。

充電スタンドの料金

充電カードのプランによって料金は異なりますが、一般的には急速充電の方が普通充電より高額です。都度支払いするプランでは、普通充電が1分3円ほどであるのに対し、急速充電は10倍以上の料金設定となっていることも珍しくありません。月会費制では、急速充電回数制限・普通充電無制限のプランが主流です。急速充電の利用回数や時間に応じて月額が変わります。充電カードの加入プランは、EV利用頻度を考慮して選定しましょう。メーカー発行のオーナー限定カードでは特典が設けられている場合がありますので、事前に確認しておきましょう。

レクサスのオーナーであれば販売店でも充電が可能

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レクサスの場合、バッテリーEVオーナー向けプログラム「LEXUS Electrified Program」を利用できます。オーナーの利便性向上のため全国183店舗のレクサス販売店において50kW超の急速充電器を整備するとともに、、レクサスオリジナル普通充電器本体および設置基本工事の無償提供を行っています。また、商業施設などには150kW超の急速充電器を完備した「レクサス充電ステーション」を設置し、目的地や充電残量から計算して充電スポットを案内するルート検索サービスも実施しています。レクサスの充電カードである「EV・PHV充電サポートカード」に加入すれば、レクサス販売店に加え、全国約20,000カ所のe-Mobility Power充電器が利用可能です。

参照元:バッテリーEVオーナー専用サービス「LEXUS Electrified Program」を開始

まとめ

充電スタンドはコンビニエンスストアや商業施設など身近な場所にも設置されており、EVインフラの整備は年々進んでいます。利用料金についても、使い方に応じた料金プランを選択することで経済的にも大きなメリットが見込めます。今後の選択肢のひとつとして、EVの購入をご検討されてみてはいかがでしょうか。

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