LEXUS UX300eとは?バージョンごとの違いや性能を徹底解説

レクサスUX300eは、レクサスブランド初となるBEVです。クロスオーバータイプのSUVであり、走行安定性や静粛性の高さなどに定評があります。本記事では、UX300eの概要や魅力、バージョンごとの違いなどについて解説します。
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レクサス UX300eとは

レクサスUX300eは、レクサス初となる電気自動車(BEV)です。街乗りにも最適なクロスオーバータイプのSUVで、ゆとりある室内空間と快適な走行性能をあわせもつ点が特徴です。

エンジン車のUXと、内外装やパッケージングは変わりないものの、エンジンを搭載していない点が異なります。こちらは、バッテリーから供給された電力をエネルギーに、モーターで駆動するタイプです。

レクサス UX300eの魅力

SUVならではのゆとりある室内空間に加え、高い走行安定性を実現している点が魅力です。また、静粛性にも優れるうえに、最先端のデジタル機能を備えているのも特筆すべきポイントです。

走行安定性が高い

全長4,495mmと、SUVにしてはコンパクトな設計を採用し、前後輪のあいだに挟まれる形で床下に駆動用のリチウムイオンバッテリーが搭載されています。これにより重心を下げられ、走行時の快適なハンドリングと心地よい加速を実現しました。

走行安定性のよさは、ボディ剛性の高さにも起因します。溶接のスポット打点を増やし、ロアバックパネルの下端へガセットを追加したことでボディ剛性を高めています。

安全かつ安心して運転できる機能を搭載しているのも特徴です。当該車種には、カメラとレーダーで歩行者や自転車を検知し、アラートやブレーキ操作で衝突被害を軽減するプリクラッシュセーフティーが搭載されています。また、車線からはみ出して走行するのを防ぐ効果が期待できる、レーントレーシングアシスト機能も搭載し、安全な運転をアシストします。

静粛性に優れている

ノイズクリーニング機能の搭載によって、静粛性の高さを実現しているのも魅力です。車内の騒音を軽減すべく、レクサスでは他社製EVの騒音パターンを調査、分析しており、そこから独自のノイズクリーニング機能を開発しました。

また、アンダーカバーの搭載によって、小石や水を跳ねた音を軽減しています。さらに、遮音ガラスの使用により風切り音をシャットアウトしているほか、各種吸音材や遮音材、ボディ制振材を適宜配置し、静粛性の向上に努めています。

トヨタモビリティ東京オーナー様アンケート「2024年2月 TM東京調べ」では以下のようなご感想をいただいています。

・「静粛性に優れて加速も良い」
・「慣れるまでは違和感があったりしますが、エンジン音と振動がない空間は非常に快適です。音楽なども楽しめます。」
・「エンジン車やハイブリッド車に比べて、走り出しが素直なので運転のストレスも少ないです」

3.最先端デジタル機能を搭載している

UX300eではデジタルキーを採用しています。スマートフォンをデジタルキーとして使用でき、ドアロックや解除、EVシステム起動などが可能です。そのため、従来のように物理的なキーを持ち歩く必要がなく、紛失のリスクも軽減します。

最先端機能のひとつが、パノラミックビューモニターです。車両に搭載した複数のカメラで撮影した映像を、合成したうえでモニターに表示させる機能であり、路面状況やタイヤ位置などを容易に把握できるようになりました。駐車時などにおいて、ドライバーをサポートしてくれる機能です。

レクサス UX300e「version L」と「version C」の主な違い

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UX300eには、version Lとversion Cの2バージョンがあります。それぞれ、価格やデフォルトで搭載されているタイヤ、ホイール、内装などが違います。

1.価格

メーカー希望小売価格(税込み)は、version Lが7,050,000円、version Cは6,500,000円となっており、550,000円もの差があります。UX300eの各バージョンでこれほど価格が異なるのは、タイヤ・ホイール、内装に違いがあるためです。

2.タイヤ・ホイール

version Cに採用されているタイヤは17インチで、対するversion Lは18インチです。1インチ違うだけでも、タイヤの価格は大きく変化するため、車体価格の差となって現れています。見た目も18インチを搭載したversion Lは、よりスポーティーで、走行時の快適性も異なります。

また、version Lに採用されているのはアルミホイールで、version Cはエアロベンチレーティングアルミホイールです。

3.内装

version Lのシートは本革を採用し、高級感のある仕上がりです。一方のversion Cが採用しているのはL texです。こちらは本革ではない合成皮革ですが、本革に近い風合いと手触りです。
ただ、どちらのバージョンにも、運転席と助手席のシートヒーターと、アメリカのハイエンドオーディオブランドが手がける”マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステムは搭載されています。

レクサス UX300eの性能を解説

レクサス UX300eの電動ユニット性能

電動ユニットとして、アイシングループが開発したEV専用モーター、「eAxle」が搭載されています。軽量コンパクトな設計であり、同出力のガソリンエンジンに対し、約半分の重量しかありません。そのため、車体の軽量化にも一役買っています。

ミドルサイズのSUVに匹敵する、300N・m、30.5kgf・mの最大トルクを誇るのも特徴です。発進時など、低回転時から力強いトルクを発揮するため、スムーズな加速を体感できます。

レクサス UX300eの航続距離

UX300eの発売当初は、充電が満タンの状態におけるWLTC航続距離は367kmでした。しかし、2023年3月30日にリリースされたリニューアルモデルの航続距離は、従来比で約40%増となっています。これにより、367kmだった航続距離は、512kmまで伸長しました。

レクサス UX300eの充電時間

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CHAdeMO規格に準拠した50kw(125A)出力以上の急速充電器(スタンド)を使用した場合、バッテリー容量の約80%までなら約60分、約75%までなら約50分です。レクサス UX300eは50kwまでの受入しかできません。

200V/30Aの普通充電器(スタンド)を使用した場合は、約12時間です。200V/16Aの普通充電ケーブルを使用し、コンセントから充電するケースでは約21時間を要します。

ただ、国内に設置されている急速充電器の多くは、30分の上限が設けられているため注意が必要です。30分経過すると、自動的に充電は停止します。

レクサス UX300eのバッテリー容量

もともと搭載されていたバッテリーの容量は、54.4kWhでした。2023年のリニューアルモデルには、新開発された72.8kWhの大容量電池パックが採用され、航続距離が大幅に伸びました。
また、V2H(Vehicle to Home)に対応したのも特徴です。V2Hを導入すると、EVへ充電できるだけでなく、車のバッテリーに蓄えた電気を家電などへ供給できるため、災害時などに重宝します。

レクサス UX300eは補助金でお得に購入可能

国や自治体が設けている、補助金や減税制度を利用することで、車両の購入や維持のコストを抑えられます。代表的な補助金としては、「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」があり、2023年度は最大850,000円を補助してもらえます。

また、環境対応車普及促進税制によって約30,000円、グリーン化特例自動車税で約18,500円の減税措置を受けられるのも魅力です。自治体によって独自の補助金制度を用意しているケースもあるため、気になる方は自治体の公式サイトをチェックしてみましょう。

まとめ

LEXUS UX300eとは?バージョンごとの違いや性能を徹底解説:イメージ04

UX300eは走行安定性の高さや充実した安全装備、優れた静粛性などが魅力です。バージョンによって、タイヤやホイール、内装が異なります。また、レクサスUX300eの購入には国や自治体の補助金、減税制度を利用できます。購入を検討していらっしゃる方は活用を検討してみましょう。

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