現在、世界的に人気のSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル:スポーツ用多目的車)、レクサスでも多数のモデルをラインアップしております。その中の一つが、コンパクトクロスオーバーSUVの『NX』です。
本特集では、レクサスの人気コンパクトクロスオーバーSUV『NX』の誕生背景や歴史、歴代モデルの特徴、そして現行モデルとなる2代目、さらに最新となる“OVERTRAIL”まで含めて魅力などをお届けします。
※本記事に掲載の内容は、投稿日(2026/2/25)時点に確認した内容に基づいたものです。法令規則や税率・手数料率改定、メーカーモデルチェンジなどにより現在の価格・内容と異なる場合がございますので予めご了承ください。現在の価格・内容に関しては販売店スタッフにお尋ねください。
『NX』は、2013年9月の第65回フランクフルト国際モーターショー(ドイツ・フランクフルト)で原型となるコンセプトモデル『LEXUS LF-NX』が発表され、2014年4月の第13回北京モーターショー(中国・北京)での世界初公開を経て、同年7月29日にレクサス初のコンパクトクロスオーバーSUVとして発売されました。
特徴は、「Premium Urban Sports Gear*1」をコンセプトに、都会を機敏に駆け抜ける高い走行性能と、SUVらしい力強さを両立していることです。今では多くの自動車メーカーがラインアップしているプレミアムコンパクトクロスオーバーSUVですが、その時代を開拓した象徴的なモデルがレクサスの『NX』です。ちなみに『NX』という車名は、『Nimble(ニンブル):軽快』と『X:クロスオーバー』という意味があります。
*1. Gearは装備・装具という意味。この場合、格好いい道具という意味合いを含ませています
その後、2017年9月のマイナーチェンジを経て、2021年10月に現行モデルとなる2代目『NX』が発売。2代目は、レクサス初となるPHEV(プラグインハイブリッド車)をはじめ、大容量バッテリーを搭載したHEV(ハイブリッド電気自動車)、ターボエンジンや自然吸気エンジンなど、多彩なパワートレーンを採用し、カーボンニュートラル社会への貢献と、多様化するユーザーニーズに応えています。
そして、2024年2月には、一部改良ともにアウトドアライフを楽しむ“OVERTRAIL”パッケージを追加。最新モデルでは都会派だけではなく、自然を愛するクルマ好きにも『NX』の価値を提案。レクサスの主力モデルとして多くのユーザーに選ばれるロングセラーモデルが『NX』です。
ここからは、レクサス『NX』が誕生した背景や歴史を紹介します。さらに2014年発売の初代モデル、そして2021年に発売された2代目(現行モデル)の特徴についても詳しくご紹介します。
️2014年発売、初代『NX』
インテリアは、センタークラスターのフレームなどに金属質感のダイナミックな骨格を採用し、革調素材を組み合わせることで「Premium Urban Sports Gear」を感じさせる造形美と素材感を具体化。コンパクトな車格ながら、プレミアムコンパクトクロスオーバーSUVにふさわしい高級感あるインテリア空間を構築しています。
また、パワートレーンに関しては、新開発となる2.0Lターボエンジンと、低燃費と走行性能を両立した2.5Lハイブリッドシステムの2種類を設定。2.0Lターボエンジンは、ツインスクロールターボチャージャーとDual VVT-iW*1、さらに最適な燃焼効率を実現するD-4ST*2の採用により、低回転から強大なトルクを発生し、滑らかで軽快な加速フィーリングを実現。さらに新開発の6速トランスミッションは、マニュアル感覚でのシフトチェンジが可能なシーケンシャルシフトマチックやパドルシフトマチック、コーナリングでの変速制御を最適化するG AI-SHIFT制御を採用し、軽快な走りを追求。一方のハイブリッドユニットは、当時としてはクラストップレベル(トヨタ自動車(株)調べ)の低燃費(JC08モード走行燃費21.0km/L*3)を実現しました。
*1 Dual VVT-iW:Dual Variable Valve Timing-intelligent Wide
*2 D-4ST:Direct-injection 4 stroke gasoline engine Superior version with Turbo
*3 国土交通省審査値。標準仕様(2WD車)と“I package”(2WD車)の場合。ただし、メーカーオプション装着により車両重量が1,770kg以上になる場合を除く
そのほか、アイドリングストップとの連携機能を持つ全車追求機能付レータークルーズコントロールをはじめ、安全面においても左右確認サポート付パノラミックビューモニター、今では当たり前になっているワイヤレス充電「おくだけ充電」、運転に必要な情報をウインドシールドガラスの視野内に投影するカラーヘッドアップディスプレイなどもレクサスとして初採用と、先進装備を数多く取り入れている点も特徴と言えるでしょう。
ちなみにグレード構成は、2.0L直列4気筒ターボエンジンを採用した『NX200t(のちにNX300に変更)』と、2.5Lハイブリッドシステムを採用した『NX300h』の2本立てでした。それぞれにベースグレードのほか、『version L』『F SPORT』『I package』を準備。スポーティバージョンの“F SPORT”では、NAVI・AI-AVSやパフォーマンスダンパー、さらに専用チューニングを施した足まわりなどを備え、乗り心地や操縦安定性を高めています。
ちなみに初代『NX』は、発売約1ヶ月(2014年7月29日~9月3日)で累計約9,500台、月販目標(700台)の約14倍の受注を記録するなど、華々しいデビューを飾ったことがわかります。
*4 AVS:Adaptive Variable Suspension system
2016年、一部改良と特別仕様車の追加
2016年8月に一部改良を実施。外板色に“F SPORT”専用色ラヴァオレンジクリスタルシャインとヒートブルーコントラストレイヤリング(オプション設定)を追加。内装色に関してもヴァオレンジクリスタルシャインを選択するとオレンジステッチを施した“F SPORT”専用ブラック、ヒートブルーコントラストレイヤリング(オプション設定)を選択するとブルーステッチを施した“F SPORT”専用ブラックと、より特別感が高まりました。
さらに2016年11月には、NX300h/NX200t“I package”をベースにした特別仕様車“Urban Style”を設定。スピンドルグリルやドアミラー、アルミホイールをブラック塗装に変更し、フェンダーアーチモールをボディ同色にするなど、より都会的でスタイリッシュな特別仕様車となっています。
2017年、マイナーチェンジで機能・デザインを刷新
登場から3年が経過した2017年に初代『NX』はマイナーチェンジを実施し、エクステリアやインテリアのデザインに加え、先進装備を充実させて快適性・利便性をアップしました。具体的に、エクステリアはバンパーを鋭く、低重心な造形に変更し、レクサスを象徴するスピンドルグリルを『LX』『RX』と共通するデザインに変更。そのほか、リヤコンビネーションランプや18インチアルミホイールの意匠も新しくなりました。
インテリアでは、カラーヘッドアップディスプレイがメーターフードと一体化したほか、センタークラスターのスイッチ配置を変更し、質感と先進性を向上。ナビディスプレイは10.3インチに拡大。そのほか、機敏な走りと快適性を両立するために、サスペンションのチューニングや予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」の標準化などの変更が加えられています。
2021年発売、2代目『NX』
若年層を中心に人気を博した『NX』は、2021年10月にカーボンニュートラル社会の実現と、多様化するお客様のニーズやライフスタイルに寄り添うクルマづくりを推進する次世代レクサスの第1弾モデルとしてフルモデルチェンジし、2代目に進化しました。これが今も販売されている現行車となります。
そんな2代目『NX』の開発コンセプトは、生命的な躍動感(Vital)と先進技術(Tech)を融合したスポーツギア「Vital x Tech Gear」です。電動化ビジョン「Lexus Electrified」に基づき、レクサス初となるPHEVを設定し、HEVとともに電動車の普及に貢献。レクサスならではのドライビング体験を提供するため、駆動力コントロール・空力・軽量化等の基本性能を徹底的に磨き上げ、「Lexus Driving Signature」を継承・深化させました。
2026年1月現在、2代目『NX』は、以下のラインアップを展開しております。『NX450h+』は、2.5L 直列4気筒 エンジン+プラグインハイブリッドシステムで、すべてのパッケージでAWD*1(全輪駆動)となります。『NX350h』は、直列4気筒2.5Lエンジン+ハイブリッドシステムで、 “OVERTRAIL”を除くすべてのパッケージで2WD/AWDの駆動方式を用意。『NX350』は、直列4気筒2.4Lエンジン+インタークラ―付ターボで、AWDのみの設定です。発売当初、設定されていた2.5L自然吸気エンジンを採用した『NX250』は、執筆現在では廃止となっております。
*1 AWD(All Wheel Drive:全輪駆動)
詳しい装備や仕様などについては、販売店セールスコンサルタントまでお問い合わせください。
現行モデル2代目『NX』の魅力5選
魅力① 好みにあわせて選べるパワートレーン
2代目『NX』は、レクサス初のプラグインハイブリッドシステムをはじめ、ハイブリッドシステム、2.4Lターボエンジン、2.5L自然吸気エンジンという、4種類のパワーユニットを用意。駆動方式はAWDを基本にしつつ、ハイブリッド車と2.5L自然吸気エンジン車ではFF(Front engine Front drive:前輪駆動)というドライブトレーンもラインアップし、その組み合わせによって全6種類のパワートレーンから選択が可能でした(2021年10月発売時)。現在は、プラグインハイブリッド車(AWD)/ハイブリッド車(2WD/AWD)/2.4Lターボエンジン車(AWD)の4種類のパワートレーンから選択可能です。
魅力②レクサス初のプラグインハイブリッドシステム
2代目『NX』は、レクサスとしてはじめてプラグインハイブリッドを導入しています。EV走行可能距離は約90kmで、走行モードは4つ(EVモード、AUTO EV/HVモード、HVモード、セルフチャージモード)から選択可能です。例えば、エンジンとモーターを併用して加速力を得たい場合はHVモード、モーターのみでガソリン消費を抑えたいのであればEVモードのように使えます。AUTO EV/HVモード選択時には、レクサス初採用の「先読みエコドライブ(先読みEV/HVモード切りかえ制御)」により、ナビで目的地を設定すると駆動用電池の残量、道路の属性・特性などにあわせて自動的にEVとHVのモードを切り替えて効率よく走行します。
魅力③ 次世代レクサスを切り開くデザイン
2代目『NX』は、運動性能や機能に寄与するプロポーションに根差した「独自性」と、テクノロジーに根差した「シンプリシティ」を追求。具体的には、前後タイヤの大型化によるダイナミックな骨格、後席にヒップポイントを下げることで居住性の向上、スピンドルグリルを起点にしたレクサス独自のスタイルなどが特徴です。また、全長4,660mm✕全幅1,865mm✕全高1,660mmと、比較的扱いやすいボディサイズも魅力のひとつです。
魅力④ 2023年の一部改良で走りがさらに深化
2023年の一部改良では、ボディ剛性の強化やサスペンションの最適化により、レクサスならではの走りの味「Lexus Driving Signature」をさらに深化させました。さらにNX350では、エンジンやトランスミッションの制御を変更し、発進時のレスポンスやトルク感、ドライバビリティを向上。そのほかにもインテリアカラーの刷新、予防安全性能の拡充などが行われています。
魅力⑤ 2024年に“OVERTRAIL”パッケージを追加
オフロード走行の安定性と快適性を両立し、アウトドアライフスタイルをイメージしたエクステリア、プレミアムコンパクトSUVらしい上質なインテリア空間を融合した意欲作です。具体的には、ボディ剛性やサスペンションセッティングの変更のほか、走行制御などの見直しも実施しています。
また、グリルやウインドウフレーム、ドアハンドル、アウターミラー、ルーフレールをブラック系統のアイテムでコーディネートし、オフロード走行に適した18インチオールテレインタイヤを装備。さらに標準仕様より車高を15mmアップすることで、悪路走破性に加え、都会から大自然まで自然に溶け込むエクステリアデザインを採用しているところにもご注目ください。
また、2024年にはアウトドアテイスト溢れる“OVERTRAIL”パッケージも追加し、都会派SUVから全方位楽しめるように進化。さらに、豊富なパワートレーンを用意し、どんなカーライフにもマッチするモデルです。そんなレクサス『NX』にご興味がありましたら、ぜひ一度、お近くのレクサス東京の販売店へお問い合わせください。

